助詞のひろがり
小学生の文を読んでいて次に気になることは、
助詞の使い方です
本来助詞は単独では意味を持たないものではありますし、
単純に文を作るうえでの接着剤のような役割を果たします
更には、
使い方によって、そしてそこに読み手の想像力が合致することにより、
作者の意図するところをたったの1文字で効果的に伝えることのできる果てしなく広がりを持つ文字であります
私の思いは、空に向かって
私の思いは、空へ向かって
に、だと、単純に空に向かっている、という視覚的な表現に留まる印象ですが、
へ、になることによって、何か想いを意図的に空へ追いやる、広い空の空間、奥行き、書き手の含み、、を感じることができます
プレバトの夏井先生の俳句の添削を見ていて、いつもなるほど、と感服しています
季語の使い方や、語順などの指摘も的確ですが、
こと、助詞の使い方においては、素晴らしい
この短い575文字の中で、こんなに空間の広がりを豊かに表現できるんだ、というのはこの番組を見て再発見したことです
・・とはいえ、私には俳句の才能はまったくないようで、何度お題を見ても、いつも何も浮かびませんが・・・
子供たちの作文に置いての助詞の使い方は、まあ、これとは別の次元の問題ではありますが、
優しいと思っていたお母さんが、厳しいお母さんの、であるというところが。。
学校が、泥棒が入ったという知らせで。。
お友達が、どんな性格が気になったので。。
──こんな文が普通に登場します
前回書かせて頂いたイディオムの使い方と同様、文を作るうえで、
もっとも基本になるところです
どれだけ語彙力が豊富でも、言葉と言葉をつなぐ橋がボロボロでは、
それはだめです
今月は、「助詞の持つ意味」で、集中レッスンしてみよう、と思っています
文の違和感
緊急事態宣言、解除されましたね
新しい世界に突入、ということでしょうか
政府は、第2波、第3波、、
まだまだ不安は残るけれど、とりあえず経済が止まることを懸念して
一旦解除するけど、、あとは君たち国民の責任だからね~~
、という感じでしょうか
いよいよ自己責任の時代です
さて本題ですが
小学生の作文を読んでいると
いわゆる英語で言うイディオム、が出来ていない子が多いことに気づきます
「どうしてかというと・・だからです」
「私の気が付いたところは・・・なところです」
ある一定の年代の人なら、当然このことばで締めくくるだろう、と感覚で覚えている
文脈が、なぜか、組み立てられていないのです
書いているうちに、その文がどういった書き出しで始まっていたかを忘れてしまったのかとも思えなくもないですが、どうもそうばかりではない。
文の公式が頭に入っていない子供たちにとっては、所謂その違和感を気づくことができない。
恐らく、正確な構文で文を話すことなく生活しているから、でしょう。
今は、ちょー、ヤバい、まじ、、、一言ですべて表現できてしまう、ある意味文脈というものが存在しない世界でもありますから。
高校生のとき、英語の勉強の際に、100の標準構文をひたすら暗唱する、という練習をしました
考えなくても自動的に英文が口から出てくるようにするために。
つまり、「なぜなら」で始まった文は必ず「・・だからです」と〆ないと気持ち悪くなる。===この感触です。
言葉は体感だと思います
なんか変、なんか気持ち悪い、
こういう感触がわかるようになるまで、繰り返し文章を書く、話す、これが大切だと思っています
私は、頑張って、しつこく(≧∇≦)添削し続けます
お子さまの作文、どうしてますか?
もともと、都内で書道のお教室をしていますが、
あるお母さんに相談されて、こどもたちの作文指導を始めました
以前、某大手教育会社で大学受験生用の小論文の添削指導をしていました
その後、就活のエントリーシート添削や、お受験用の願書のお手伝いなど、
文章に関わるお仕事を長年していました、
小論文の添削はかなり長いこと続けていたのですが、この仕事をなぜ辞めたかというと
高校生、つまり大学受験の学生さんたちの中にはかなりの確率で
シンドイ想いをしている子が多かったこと
書いているうちに小論文のテーマからずれて、悲観的な文章に変貌していく子が
とても多かったのです
最後の総評欄に励ましの言葉をさりげなく(あまり添削とかけ離れたことを書くと
本部から注意がありますので(´・ω・`)、書いていたのですが、
それも、さすがに何年も続けていると読んでいる私のメンタルもかなりきつくなり。。
当時は子供も小さかったので、子供が寝てから添削をしており、
夜中2時3時になることが多々あり、
その時間にそういった文を読むのは、ちょっとつらく。。
などという経験からです
このことは余談でしたが
またまた、その業界に足をツッ込んだ、という感じです
緊急事態宣言により、お家で過ごそう、の時代、
また、学校が長く休校になっていることもあり、
お母様がたのお子さんの学力に関する心配温度は頂点です・・
でもそんな自由な時間、実はとても贅沢
おうち時間を使って、お子さまたちには
是非たくさん本を読んでほしいな~~、と思っています
書道とは違って、文章、って、すぐ直るんですよ
これから、ここでも、生徒さんの作文から気づいたこと、ちょっと書いてみようと思っています
気になる方は、是非、参考にしてみてください!!
通信添削を始めてみて
外出自粛宣言のため、しばらくお教室をお休みしています
でも、お子さんはお家にいるわけで、時間もたっぷりあるわけで、お母様方も子供たちに何かしてもらいたい、と思っているわけで、
では、家で書いてもらおう、と思い、通信添削を始めてみました
作品と一緒に
生徒さんの手書きのお手紙が入っていたり、
いつもはあまり取り立てて話さないようなこともお返ししてみたり、
お母様とのLINEのやり取りも増えて、色々話せたり・・・
お教室でのお稽古とはまた違った新しい世界です
これはこれで、割とよいかも、と思ったことと、
書道って、割と、リモートでも可能なんだ、ということ、
新たな発見です
#おうち時間何してる?
緊急事態
緊急事態宣言
まさか生きている間に経験するとは思いませんでした
生活の制限は、もちろん大変ではあるけれど、
それよりもなにより、とにかくコロナウイルスが怖い
本当に終結するのだろうか 生き延びることできるのだろうか
これまで感じたことのない恐怖を感じる
辻仁成さんがテレビで言っていた
ハグしたり、カフェで大騒ぎで友人と話したり・・
そんなこれまでの当たり前のことが、
1年後か2年後かわからないけれど、
たとえコロナ騒動が集結したとしても、
もうこれまでと全く同じような生活ができるわけではないだろう、と
ドキッとした
人と人との距離感が変わる
私も同じようなことを考えていた
娘が、リモート飲み会をしていた わりと楽しそうだった
きっとこういうことになるんだな
人と人の新しい距離感
物理的な距離を隔ててて、
思うこと、考えること、正確に相手に伝えられること
マスク手作りする
世の中が大変なことになっています
恐怖、以外 表す言葉がありません・・
こわくて本当に外に出られなくなってしまいました
大好きだった志村けんさんも逝ってしまった・・
赤ちゃんも感染するって、、
ほんとになんてひどい病気なんだ・・
宅配便のピンポンが鳴っても一瞬、ドキッとしてしまうくらい・・
こころの病気も併発してしまうかもしれません・・
この状況下でも、どうしても仕事を中止することができない娘から、
マスクがもうない!と連絡がきました。
先日、どうしてもマスクを調達できず、アマゾンでなんやら高額なものを買って
送ってあげたのですが、それも底をつきそうだと。
しっかし、どう探してもどこにもありません。
で、
この際作るしかないか、と
ただ、そもそも作り方のイメージがわかなかったので、
メルカリで、手づくりキットを探しました(実はこれも探すの大変だったのです、めっちゃ偶然に、たくさん買ってしまったので、半分譲ります!、なんていう優しい方がたった一人いらっしゃったので・・)
安倍さんが、一家庭に2枚、布製のマスクをくれるんですってね
まあもらえるだけありがたいですけど
でも 本音 ふざけるな
マスクなんて自分で作るよ そんな、やってるふり、いらない
日本国民の命を守ってよ
そもそも、自粛とか、テレワークとか、って言っても
それができない人がたくさんいる
最前線で頑張ってる医療の人たち
お客さんの来ないお店の人たちも困ってる
大きな組織に守られている人たちは、いいけど
マスクいらないから、どうか、
弱い人たちを守ってほしい
消毒液もないし、トイレットペーパーも相変わらずない
夕方ちょっと遅くなるとスーパーのお肉売り場がガラガラ
こんな日本、ほんとうに想像できませんでした
小学校が、休校のため、生徒さんの安全を考えて書道教室もお休みしました
みんな元気かなあ・・ゲームばっかりしてないかなあ・・
みんなの元気な顔が見たいな、、と実感する今日この頃です