「女性の橋本会長」ではなくて
今朝の天声人語、なかなかいい感じだったので、載せます。
最近、コロナのおかげで内向き感に拍車がかかり、ほぼSNSと映像内の韓国の方角ばかり向いて生活していましたが、
その間に、女性のオリンピック大会委員会長(役職名、詳しくはわからない)が誕生したり、大坂なおみちゃんがまたまたセレナを破って決勝に進出したり(やっぱり18年の優勝も実力だったのよね、って一瞬思ったけれど、でも彼女はあのときの出来事(事件??)があったから、余計にこの2年がんばったのかもしれない、とも思えないこともないし、いづれにしてもほんとに彼女はかっこいい。今年は体つきが半端ないよね、どんだけトレーニングしてきたか身体を見るだけでわかる)、日本の動きもなかなかすごいじゃないか、とふと足元を見直して、そう思った。
声高に、フェミニストやジェンダー問題を叫んでいるわけではないけれど、女性が活躍することは素直に嬉しい。
遥か昔、男女雇用機会均等法、などというハイカラな法律(というか、それまで雇用機会が均等ではなかったのか・・怖💦)が成立して、その年に就職活動をした。(歳、ばれる)。当時頑張り屋さんだった私は、日本で初めての女性の総合職を目指してみた。面接官に聞かれることは、「結婚したら、仕事はどうしますか?」「子供ができたら会社は辞めますか?」、「辞めません」、「では、出張先で子供が熱を出したらどうしますか?」・・延々そんなやり取りが続いたことを覚えている。
受かったところもあるし、落ちたところもあるけれど、結局女性ならでは、の職について、バブル期の楽しい生活を送った。
今回のオリンピック会長の件も、世界の目があるから、女性がいいんじゃないか、みたいな発想になっているけど、
ほんとのところ、女性で、とか、男性で、とか
そもそもその発想がなくなればいいと思う。
これも新聞だったかと記憶しているけど、
「交通事故に会ったお父さんと息子が、救急車で病院に運ばれてきました。それを見た救急医が、「え、うちの息子じゃないか!!」と叫んだ」、という話。
落ち、わかりますか?
「女性の橋本さん」、じゃなくて、「めっちゃすごいオリンピアンの橋本さん」とか、「努力の人、橋本さん」とか、そんな表現が当たり前のようになる時代が来るといいな。