かっこいい文章
文章の添削をしていてよく思うことがあります。
本当にこの言葉の意味を知って使っているのだろうか?
世の中には難しい単語やかっこいい言葉が溢れています。
難しい言葉を多用してハイグレード感を出している文をよく見かけますが、 オリンピックの時にちょっと書かせて頂いたスケートボードの解説者の方の、チョーやべーとか、すごいっす、とか、私としては逆にそういう表現を見た時の方が、感情をストレートに表現していてずっと素敵だと感じます。
重厚な言葉を文の中に入れ込めばそれだけで文章がプロっぽくなるという勘違いは、まあありがちです・・子供たちが、ちょっと背伸びしてそんな言葉を突っ込んでくる場合は、限りなく可愛くて、ニコっと笑いながら、「この言葉はどういうきもちで使っているのかな?」と赤ペン登場ですが!(^^)!)。大人の方、特にプロの方の文でそれを見てしまうととてもがっかりしてしまいます。重厚な言葉が嫌、と言っているわけではなく、重い言葉を使うならそれなりの技量やそれに見合った文章力が余計に必要だと思うわけです。。
言葉は単純明快なほうがよい、というのが私の持論です。小説家でもない限り、一つ一つの単語は、単純でわかりやすいものを使うのが一番。だって文はあくまでもいかに思いを人に伝えるか、ですから。
文章に花を持たせる、文に輝きを加えるのは、実は単語ではなく、接続詞であったり、助詞であったり、そういった脇役である、と思っています。
それらを上手に、的確に使っている文章は独特の個性が出ますし、場合によっては名文になり得ます。
かっこいいい顔ではなく、しっかりと脇を固めた、セカンドLINE重視の、そんな文章を書きたいと、常に思っています。(因みに、、アイドルはかっこいい顔の方が好きです💦)
※ 以前助詞の使い方、についてはこのブログで以前書いたことがあるのでよろしかったらこちらも読んでみてください。